様々な薄毛治療方法
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円形脱毛症とM字ハゲについて

手のひらの上にある大量の抜け毛

円形脱毛症には「10円ハゲ」と呼ばれる単発型だけではなく、多発型・全頭型・汎発型・蛇行型などの種類があり、特徴も治療方法も異なります。
多発型は円形の脱毛斑が複数現れるもので「通常円形脱毛症」のひとつです。
自己免疫異常が原因とされており、1年以内に完治する人が8割と言われています。
回復の早さは数の多さではなく、脱毛範囲が広いほど回復しにくく、狭いほど回復しやすいとされています。

自己免疫異常を起こす引き金となる原因のひとつにストレスがあります。
精神的・身体的どちらのストレスも自律神経と内分泌の働きに影響を及ぼし、円形脱毛症につながる可能性があるのです。
また、甲状腺疾患や尋常性白斑など自己免疫疾患を合併している場合でも、全頭型や円形脱毛症になる確率が高いようです。

全頭型は、じわじわと薄くなっていくM字ハゲと異なり、単発型から多発型へ、さらに全頭へと進行していき、さらに進行すると全身の毛が抜けていく汎発型になる場合もあります。
「通常円形脱毛症」の回復率に比べ、汎発型や蛇行型は治りにくく早期の治療が必要です。
円形脱毛症は、遺伝が関与している可能性もあり、両親が円形脱毛症の場合には子どもにも症状が出やすいとされています。

全頭脱毛症の治療法としては、主にステロイド局所注射・局所免疫療法・ステロイドパルス療法があります。
ステロイド局所注射は、月に1回程度脱毛部にステロイド薬を注射するもので、免疫の働きや炎症を抑えることができます。
局所免疫療法は1~2週間に1回程度、脱毛部分をかぶれさせる薬を塗布し、正常な免疫応答を起こさせるものです。

円形脱毛症は、年齢に関係なく若者でも発症する人が少なくありません。
抜け毛が気になる場合には、皮膚科の専門医に相談し早期治療を受けることが大切です。
小さな単発型なら自然治癒も期待できますが、遺伝や疾患が原因の場合も考えられますので、自己判断ではなく受診して適切な治療をすることが早期回復につながります。

M字ハゲの原因は?

M字ハゲはAGAと呼ばれる男性型脱毛症ですが、その原因として遺伝や生活習慣、頭皮の環境が悪い人に発症しやすいとされています。
これもまた年齢を問わず、悩んでいるのは若者から歳を重ねた人までさまざまです。
健康を維持するとともに、抜け毛やⅯ字ハゲの予防としても生活習慣の改善は大切です。
薄くなってしまったら治療に頼ることになりますが、そうなる前に予防を心掛けることも必要なのです。
頭皮環境をよくするためには、食生活やストレスを溜めないための運動など、生活習慣を改善することで髪を育てるための土壌をつくらなければなりません。

また頭皮を清潔に保つことも重要なポイントで、自分に合ったシャンプーを選び丁寧に洗うことも大切です。
頭皮のトラブルは抜け毛につながり、合わないシャンプーを使い続けることでM字ハゲになることも考えられます。
また土壌づくりのためには、バランスの良い食生活が大いに関係してきます。
さまざまな疾患予防とともに脱毛症の予防としても生活習慣の改善はとても大切です。

生え際が気になってきたら、育毛剤や発毛剤を考えますが、どのような状態なのか知る必要があるため、専門医に相談して治療法を考えることが進行を抑える近道です。
薬品による治療でも個人差があり、費用も期間も異なる場合が多く、すぐに効き目が表れる人もいればなかなか効き目を実感できない人もいます。
状態によっても発毛剤・育毛剤どちらが良いのか、とくに発毛剤などは副作用を起こす可能性があるため、どのような治療薬が適しているのか相談してから使用することで安心できます。

髪が薄くなることは、老若男女を問わず悩みの種です。
まずは原因や状態を知り適切な治療法を行うこと、悩みの種を取り除き、少しでもはやく進行を防いで回復を実感したいものです。